出雲大社上総教会(いずもたいしゃ かずさきょうかい) 御祭神:大国主命 |
元々は、いすみ鉄道の菜の花列車を目当てに
やって来たのだが、
出雲大社の分祀があるとのことで、
寄ってみた。
国吉駅で下車して徒歩10分ほど。
駅には、このような立派な看板があり、
略図も出ているのだが、ちょっと分かりにくい。
住宅街を少し外れて、
のどかな田園地帯に入ったかな、
と思ったすぐ先に、突然すっと現れる感じだ。
手前に出雲大社があり、
広い小石を敷き詰めた境内の奥に
社殿が3つ見える。
左から金毘羅社、出雲大社、出雲日御碕神社と並ぶ。
特に出雲大社は、屋根の上部が大きく上に伸び、
独特の形をしている。
ただ、出雲の出雲大社風の千木はない。
ついつい、本家の出雲大社と比べてしまうが、
周囲とは空気は違うのだが、
かなり、こじんまりとした感じである。
強い結界ではないが、
柔らかなカーテンで仕切られた境内の中だけ
空気が清々しく感じられる。
国吉神社(くによし じんじゃ) 千葉県いすみ市苅谷630 御祭神:健御名方命 他27柱 |
ここでは、国吉神社がメインとなっている。
出雲大社のすぐとなりにある。
元は諏訪神社といったそうで、近隣の多くの神社が合祀され、
健御名方命の他にも、
大山咋命、天之御中主命、伊邪那岐命、伊邪那美命、建速須佐之男命、
など27柱の神々を祀っている。
経緯は分からなかったが、
珍しく、拝殿が北東を向いている。
(上の出雲大社はほぼ東向き)
拝殿は大きくはないのだが、
独特の重みというか、存在感を感じる。
背後にパワーを感じ、
何となく気になって裏に回ると、
やはり御神木の大銀杏があった。
訪れたのは3月下旬だが、
葉がすべて落ちており、
他のサイトで見る写真とはだいぶ雰囲気が異なる。
高さ22mとあったが、もっと高く見える。
境内全体に氣を満たし、
社殿の背後から背中を押すような感じだ。
菜の花と桜の両方を狙って訪れたのだが、
まだ少し早かった。
菜の花は満開だったが、桜はもう少し先だったようだ。
いすみ鉄道は、1~2時間に1本程度しかなく、
1両編成なので、ピーク時は乗り切れないこともある。
どこを回るか、食事はどこでするか、
など事前によく検討してから行かないと、
空き時間だらけになり兼ねないので注意だ。