きのみや じんじゃ静岡県熱海市西山町43-1 |
鳥居の前に立つと、とても凛とした雰囲気が漂う。
清浄で非常に整った感じの気である。
ここは、大楠で有名な神社だが、
鳥居をくぐって最初にあるのは、第二大楠の方である。
300年ほど前に落雷があったそうで、
中が空洞になってしまっているが、
こちらも境内で2番目に大きく、
樹齢1300年という古くて大きな楠である。
大楠の方は触れにくいが、
こちらは直接手で触れやすい。
温かくじわぁーっとした気を発している。
参道の左手に稲荷神社があり、第二大楠の向かいあたりに
この大きな石がある。
何も案内等はないのだが、
目を向けると、目に温かい気が飛んでくるような感触があり、
パワーストーンという感じであった。
もう少し参道を進むと本殿が見えてくる。
本殿の右手に弁財天があり、
その下に、蛇が乗った大きな岩=弁天岩がある。
御神石となっており、これは磐座であろう。
やや鋭い強い気を放っている。
本殿左側に、ちょっと境内とは思えないしゃれた小径があり、
一番の目的、パワースポットとなる大楠に続く。
樹齢2000年、幹の周囲約24m、高さ26mという巨木である。
圧倒的な存在感がある。
幹の下部は、まるで彫刻でも施したかのような
何とも形容しがたい複雑な形状をしている。
ずっと見ていると、龍やいろいろな動物、仏様、
はたまた、男性器、女性器のようなものまで、
いろいろなものが見えてくる。
とにかく、この存在感はすごい!
境内や鳥居の手前には、カフェやテラス、催し物場など
いろいろな施設があり、
比較的最近に整備されたらしく、モダンである。
自分は10年くらい前にも来たことがあるのだが、
基本は変わらないものの、かなり化粧直しされた感じだ。
いい意味で、古と新、幽と顕が融合しているようなスポットとなっている。