白駒の池(しらこまのいけ) 長野県南佐久郡佐久穂町八郡 |
御射鹿池までは行ったことがあったが、
ここは見落としていた。
メルヘン街道を通って車で15kmほど先だ。
数10台停まれる駐車場(普通車600円)はあるが、
ハイシーズンは8時、9時には行かないと入れない。
周囲に登山道、ハイキングコースはたくさんあるが、
「〇〇の森」というのもたくさんある。
入口を入ると、すぐに一面苔の世界が広がる。
まずは、「白駒の森」。
周囲からはまったく想像がつかない。
いきなり緑の絨毯が、緩やかな凹凸を繰り返しながら、
どこまでも続く。
ゴールデンウィーク中に来て、
気温は15度くらいあったが、
まだ雪が結構残っていた。
シラビソ、トウヒ、ツガなどの木らしいが、
いわゆる原生林である。
うっそうとはしているが、
樹高はそれほど高くないので、
森の中は比較的明るい。
15分ほど歩くと湖畔に出る。
名前は池だが、意外と広く、
ボートにも乗れ、山荘も2軒あった。
湖畔には「もののけの森」があり、
あちこちの木の根元に、苔に覆われた穴があり、
まるで妖精の家と言いたくなる。
なかなかメルヘンチックな雰囲気だ。
比較的湖岸に近いところを
ゆっくり歩いても40~45分で一周できる。
パワースポットとは少し違うが、
日常とはちょっと異なる
不思議な雰囲気に浸かることができる場所だ。
なるべく混まない時期を選んで、
ゆっくりと歩いてみたい。