さけいし 山梨県甲州市塩山上小田原(萩原口留番所跡) |
青梅街道(大菩薩ライン)の裏道にあり、
ここも案内板等がまったくなく分かりにくい。
道からこんな風に見えるので、
通り過ぎないように注意。
云われは、745年に修行していた行基が大菩薩山一帯の空に
霊雲たなびき大地が震動し、山中にあった巨石が真二つに裂け、
その割れ目から萩の大樹が生え、石の上に十一面観音が出現。
それを目の当たりにした行基は、崇高な心で萩の樹を切り取り
尊像に彫刻し、草庵に奉祀し裂石山雲峰寺と名付けたという。
裂石は裂石山雲峰寺よりも1.6kmくらい手前にある。
本当に気持ちいいくらいスパッと裂けている。
割れ目に木が生えていたが切られていた。
陽当りのいい斜面に存在感を強く示し、
清澄な空気を漂わせている。