すやま せんげん じんじゃ静岡県裾野市須山柳沢722 |
ここは、住宅街のやや奥まったところにあり、
ナビがないと分かりにくい。
トイレ付きの駐車場があるのだが、下図のように
ぐるっと大回りをしないと、見えているのにたどり着けない。
用沢川という川沿いを進み、橋を渡り、
また川沿いを少し戻って、直角に右を向いて鳥居をくぐり、
手水舎と狛犬の間を通って、石段を昇って到着だ。
地形的にそうなったのか、南向きにするためか、
そのあたりの事情は分からないが、
少々無理やり感のある配置である。
創建は西暦110年、景行天皇の時代というから古いが、
拝殿は2013年に改修されており、見かけは新しい。
古くからの本殿は、中に隠れているらしい。
石段脇にある石灯篭の穴がハート形をしていたりして、
かわいらしい。
元は富士山の東口登山道入口として栄えたが、
その後、須走口が東口になり、ここは南口に変わった。
いくつも登山道ができ、衰退と復興を繰り返してきた。
御神木は樹齢500年を超えるという老杉だが、
非常にすぅっと立っており、
拝殿の改修に元気づけられたのか、
実際より若い力を感じる。
かつて栄えた頃は、パワーも強かったのだろうが、
今は化粧直しで外面は若返り、
あまり目立たずに、静かにしている感じだ。
それでも、非常に清々しい気が満ちている。
古の氣と新しい気が合わさったような感じもする。
何の力みもなく、これが等身大の自分だという雰囲気だ。
浅間神社:
河口浅間神社
東口本宮冨士浅間神社