有鹿神社(あるか じんじゃ) 神奈川県海老名市上郷1-4-41 御祭神:有賀大明神 (?) |
相模国で最古の神社、ということで行ってみた。
このように謳っている。
(今の)神奈川県のへそ(中心)として、
太古より大地から生命の息吹を発する地です。
親しみをこめて「お有鹿様」と呼ばれてきました。
お有鹿様は人間をはじめ動植物の生命を大地に生み出しこれを生育し、
また、災厄を祓い清め活力を与えて来ました。
創建はなんと縄文時代らしい。
そばに鳩川(有鹿河)という川があり、
その流域に人々が住んで有鹿郷という楽園ができ、
ここの泉が水神信仰され、
後に有鹿大明神として祀られたそうだ。
有鹿という字を書くが、神の使いの鹿とは関係なく、
「アルカ」が古語で水を意味するそうだ。
そして、鳩川に沿って、本宮、中宮、奥宮と
3つの宮から成っている。
中宮は本宮の近くだが、奥宮は6kmも離れた湧水地にある。
本宮
創建は非常に古いが、今の社殿は再建であり、
それほど古い感じはない。
空気も非常に庶民的な感じである。
パンダ宮司・ネギ禰宜などのキャラクタでテレビにも登場し、
現代的と言うか、何ともコメントしづらい面もある。
境内社として、有鹿天神社があるのだが、
ここの周りの方が、神聖な雰囲気がある。
中宮
本宮から500mほど離れた住宅街の中に鎮座している。
「有鹿之池」という石碑が立っており、
池があるのかも知れないが、確認できなかった。
奥宮
昔は、鳩川に沿って上流に進めばよかったのかも知れないが、
今は何度も道を曲がり、海老名市から相模原市に移り、
史跡勝坂遺跡公園という縄文遺跡の一角にある。
今も水が湧いており、相模原市指定天然記念物「ホトケドジョウ」が
生息する清水が流れている。
非常に素朴で、かなり古くからある古代的な空気が漂っています。