神奈川県伊勢原市三ノ宮1472 御祭神:豊斟渟尊=豊国主尊、天明玉命、稚日女尊、日本武尊 |
国道246号を北に折れて、住宅街というより畑の中を抜けていきます。
すると、こんなところにこんなに大きな神社が?
と驚くような感じで突然姿を現しました。
鳥居の前に立っただけで、
きりっと引き締まった感じを受けました。
境内には御神木を含め、
全ての木が背が高く、天に向かってストーンと立っている、
そういう一種の錯覚を覚えるほどです。
氣の方も、渦巻くことなく天に向かって
スーッと真っすぐに立ち昇る感じです。
裏に回ると、下谷戸縄文遺跡というのがあります。
敷石住居址やストーンサークルなどです。
少し離れたところを通る東名高速を工事した際に
出土して、ここへ移築・復元したものだそうです。
いずれにしても、縄文時代からこの辺りに
人々が生活していたということです。
社伝記によると、創建(御鎮座)は
神武天皇6年=紀元前655年というからものすごい古さです。
大山を神体山として豊斟渟尊(トヨクムヌノミコト)を
日本国霊として祀ったことに始まると。
753年には竹内宿祢の後裔・紀朝臣益麿(きのあそんますまろ)が
初代宮司になっています。
先日の横須賀の安房口神社で
源頼朝の妻・北条政子が安産祈願という話が
ありましたが、ここ比々多神社にも来ています。
元宮 |
神社裏手には更に、「元宮 直進」という札があり、
どこだろうと進んでいくと、どこまでもブドウ畑の中を進み、
丘を登り・・・約400mも先にありました。
そこには、ひっそりと小さな祠がありました。
拝殿周辺とは違い、優しい氣が漂っていました。
振り返ると伊勢原の町が一望できました。
とてもすがすがしい場所でした。
比々多神社へ来たら、必ず元宮にも足を延ばして
お参りされて下さい。