湯島の大杉山梨県南巨摩郡早川町下湯島字上ノ山1048 |
この杉の木のことは知らなかったが、
奈良田へ訪れようとした途中で
たまたま気付いた。
山王神社の境内にあり、
とにかくでかい!
こんなにも太い杉は初めて見た。
山梨県指定天然記念物になっているが、
特に御神木を表す説明も、紙垂や注連縄も付いていない。
とにかく、圧倒的な氣を発しており、
というか、一種の威圧感を放っている。
いろいろな角度から、なんとかそれを表現すべく
写真を撮ってはみたのだが、うまく撮れなかった。
早川町のサイトを見ていただいた方が分かりやすい。
湯島の大杉 | 奥山梨 はやかわ | 早川町観光協会 (hayakawakankou.jp)
伝説によると、
約1300年前、この先の奈良田に伝説のある
孝謙天皇の時代に、里人が紀州熊野より苗木を持ち帰り、
境内に2本植えて、男杉、女杉と呼んでいた。
残念ながら、女杉は100年ほど前に失火で枯れてしまったが、
男杉は今のような巨木に育ったという。
説明看板には、地面から40cmの場所で
幹囲が10.79m、樹高44.5mとある。
ただ、この木は崖に立っており、
地面から40cmというのは、上側である。
下側には5mもあるのだが、幹が地面の中で測れない。
外に見えている部分の幹の周囲が7mほどで、
下側での幹囲は16mくらいと推測されるらしい。
とにかく、圧倒的な存在感であり、
御神木とされていない(?)せいか、
直接触れることもできる。
この早川町付近は、
自然豊かでよいところなのだが、
南アルプスに囲まれ、北と東西には道がなく、
(全くない訳ではないのだが、年中通行止めの細い山道のみ)
となりの身延町の下部温泉あたりから
30km以上来るしかない秘境的な場所だ。
最近、北の行き止まりの奈良田の
温泉や古民家カフェが有名になったらしいが、
秘境好き、陸の孤島好きの方は、
是非一度訪れてみて欲しい。