静岡浅間神社しずおか あさま じんじゃ(通称:おせんげんさま) |
外からちょっと入っただけでは分からないが、
ここは、神社の一大集積地(?)となっている。
案内図を見ると、こんな感じである。
神部神社・浅間神社(本殿1つで共通)及び大歳御祖神社の三社を総称して、
静岡浅間神社(通称:おせんげんさま)という。
実際には、他にもいくつかあって、全部で7社、
元の合祀された神社も含めると、
なんと40社、56もの神々を祀っている。
北西(上の図では右上)側半分以上が丘(浅間山)になっていて、
東側(上の図では下)を中心に、
山の上にも下にも、社殿としては7つの神社や池などもある。
山の上にある麓山神社に行くには、
こんな急な階段を登らないといけない。
最も古い神部神社は、創建は崇神天皇の時代(3世紀)と古いが、
徳川三代家光の時代に、日光東照宮と共に大造営されている。
ただ、火災により、現在の社殿は十一代家斉による再建だ。
豪壮華麗で、特に楼門と八千戈神社にはその面影が強い。
では、その集積パワーがすごいかと言えば、
正直言うと、それほどには感じられなかった。
徳川将軍家が深く関わっているが、非常に庶民的な雰囲気だ。
麓山神社は他から離れているので、そうでもないが、
他の神社は、黒と白を混ぜて灰色になるように、
別色になってしまったような感じだ。
一番メインとなる神部神社と浅間神社も、
合わせて二階建てで高さ25mという豪壮な大拝殿だが、
なぜ1つにまとめたのか?
いずれにしても、なかなか他では見られない
7神社群は一見の価値はあると言える。