香取神宮(かとりじんぐう) 千葉県香取市香取1697-1 御祭神:経津主神 |
香取神宮も境内が非常に広い。
鹿島神宮は、ほぼ平地だったが、
ここは、丘の上で、参道は少し長い坂を上ることになる。
普通、奥宮は本殿の裏手の方にあることが多いが、
ここは、南西側の手前にある。
そこで、参拝順序としてはよろしくないのかも知れないが、
奥宮に先に参拝した。
竹林の奥にあり、
神社だから当たり前なのだが、
非常に神々しい雰囲気が漂う空間だった。
質素な祠で、そこが非常に神聖な感じなのだ。
奥宮と本殿の間の位置に要石がある。
鹿島神宮と同様、この石も、地中に住む大ナマズを抑え、
地震を抑制するためらしい。
ただ、鹿島神宮では凹型だったが、ここは凸型である。
参道に戻り、坂を上がっていくと、
総門と楼門があるのだが、
その手前に神池がある。
風がなければ、水面に空がきれいに映り、
まさに神池という雰囲気であった。
階段を昇り、ようやく拝殿に到着だ。
見ての通り。黒と金色が中心の徳川風である。
1700年に徳川幕府によって造営されている。
ここは、通常通り、南向きであった。
拝殿の右手に御神木がある。
樹齢1000余年、目通り約4.7mの杉の巨木である。
本殿はぐるっと1周できる。
その更に奥に行くと、鹿苑がある。
現在の本殿が造られる前のことは分からないが、
今回訪れた感想としては、
あまり人がいない時に、
奥宮の方でしばらく静かに、
神聖な氣に浸るといいところだと思った。