小室山・小室神社
2022/02/20
小室山こむろやま |
前回の大室山に続き、今回は小室山へ。
高さは大室山の580mに対し、小室山は321m、
火口一周が、大室山の約1,000mに対し、小室山は166m
と規模は数分の1だが、眺めはこちらの方がいいかも知れない。
上の写真のように、小室山の山肌は普通に樹木が生えており、
草で覆われた大室山とは全然違う、普通の山というか丘である。
それでも、一応、小さな火山だ。
6日に降った雪がまだ残っていて、
山を登るリフトは、まるでスキー場に来たようだった。
木製遊歩道(ボードウォーク)と専用展望デッキを
備えた絶景カフェCafe●321を作り、
「小室山リッジウォーク MISORA(みそら)」と名前をつけて、
2021年4月23日に新規オープンしたらしい。
カフェは地形を活かして、半地下になっている。
麓の無料駐車場に車を停めて、リフトで5分ほどで頂上に到着。
リフトから後ろを振り返ると、富士山がきれいに見えた。
火口の縁の木製遊歩道からは、
富士山の他、初島や伊豆諸島、広大な海などが見渡す限りで、
とにかく、360度絶景パノラマなのだ。
ここは、火山なのだから、大地の氣が強いはずなのだが、
絶景に押されて、天の氣の方が強く感じてしまう。
とにかく、この自然のパワーを思いっ切り吸収したい。
先日訪れた大室山も見えていた。
やはり、リフト下の凹んだところだけ雪が残っている。
小室神社こむろ じんじゃ |
火口の窪みの縁に小室神社がある。
1703年の元禄大地震で、地震、津波、火災の
三重の大被害が発生し、当時の小田原藩主 大久保隠岐守忠増が、
西方鎮守のために神域を整えたことが由来という。
小室山自体が御神体なのかと思ったが、
左手に、つつじが生えており、それが御神木となっていた。
神社も通称は、「小室つつじ神社」という。
つつじが御神木とは珍しいと思う。
ちなみに、小室山のふもとは、一面つつじの名所である。
小室山は今は完全に観光地ではあるが、
この神社の周辺だけは、空気が違う。
パワースポット好きにも絶景好きにも、
なかなかいい場所だと思うので、
一度訪れてみて欲しい。