清津峡(きよつきょう)新潟県十日町市小出癸2119-2 |
上のような写真をどこかで見たことのある人も多いと思う。
一体、どうやってこういう光景になるのか不思議で、
是非一度行きたいと思っていた。
ただ、調べると、観光シーズンは事前予約制だったり、
駐車場が無料なのだが、狭くて、
第2、第3駐車場になるとかなり歩くことになるなど、
少々面倒だ。
今回は割り切って、バスツアーで行ってみた。
第1駐車場なら、渓谷トンネルのすぐそばだ。
黒部峡谷、大杉谷とともに日本三大峡谷と言われているが、
断崖絶壁のV字谷で、遊歩道を作る場所がない。
そこで、渓谷に沿ってトンネルを掘り、
途中3ヶ所に見晴所を作り、
峡谷美を楽しめるようになっている。
こんなのは初めて見た。
トンネルは750mもあり、結構長い。
往復1500mになるが、一番の見どころは、
終点のパノラマステーションだ。
トンネルは、場所によっては、かなり薄暗い。
赤、青、緑などのライトが灯され、
木火土金水を表すという。
10年くらい前までは、ある意味素っ気ないトンネルだったらしいが、
2018年に「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」
(https://www.echigo-tsumari.jp)にて、
Tunnel of Light というアート作品に生まれ変わった。
トンネルの途中や見晴所にも作品があるが、
極めつけは、やはり最後の水鏡だ。
川があるのかと思っていたら、全然違った。
浅い池と、半鏡面のステンレス壁などを
うまく組み合わせて、
トンネルの半円と外の渓谷が、
反転してきれいに映り込むようになっている。
これは見事だ!
よく思いついたと思う。
一番奥から峡谷を見ると、
左岸に遊歩道跡みたいなものが見えた。
どこかから行けるのか!?
日本三大峡谷 清津峡<公式>|新潟県十日町市 (nakasato-kiyotsu.com)
帰りには、トンネルの出入口のすぐ手前にある
おみやげ屋さんに是非寄って欲しい。
但し、目的はおみやげやソフトクリームではなく、
2階の足湯。意外な場所にあるが、これが気持ちいいい。
そして、上を見上げて欲しい。
ステンレスだと思うが、渓谷の風景が鏡のように
映り込んでいる。これもアート作品だ。