一碧湖・一碧湖神社
2022/01/10
一碧湖いっぺきこ |
一碧湖は、「伊豆の瞳」とも呼ばれる青いきれいな湖だが、
実態は、約10万年前に起きた噴火でできた火口湖である。
今はとてもそんな風には見えず、ボートにも乗れるし、
魚もいるし、鴨たちも優雅に泳いでいる。
直径600mほどの円に近く、となりに沼池もつながっている。
下図の右の方に、島がいくつか点在しているが、
十二連島といい、大室山から流れ込んだ溶岩の跡である。
行ったのが1月で、6日に降った雪が残っていて、
観光シーズンではなかったので、
一面雪に覆われた芝生広場で、子供が雪遊びしていたり、
近所の人が1周4kmほどある遊歩道を犬と散歩していたり、
釣りを楽しんでいたり、ととてもなごんだ雰囲気であった。
湖岸にこんな木があったのだが、
何か不思議な氣を放っている感じだった。
時々、湖面がすーっと静まる時間があり、
空や周囲の木々が湖面に映り込み、
青い空と青い湖面が一体になる。
湖面は水というよりも油がひかれたような照りが生じ、
何とも不思議な雰囲気となる。
一碧湖神社御祭神:天八大龍王大神、天五色辨財天大神、御守護水神、八岐龍王大神 |
上の案内図の右端(実際には西端)に一碧湖神社がある。
由来等は分からなかった。
祭られているのは、水の神様たちのようだ。
祠の左の石板にはこのように書かれている。
正面写真は控えるが、一碧湖神社のすぐ前に、
「江ノ島分霊 弁財天」がある。
おそらく、神奈川県の江ノ島、鎌倉の江ノ島にある江ノ島神社
からの分霊と思われるが、詳細はよく分からない。
ここは、火口湖ではあるが、
富士山周辺の多くの神社が富士の鎮火を祈っているとは違い、
あくまでも水の神を祭り、
人と自然、人と人の調和を祈っているようだ。