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乳岩・乳岩峡

2024/01/07

乳岩(ちいわ)・乳岩峡
愛知県新城市川合乳岩

乳岩

「乳岩」と書いて「ちいわ」と読む。
どこかの鍾乳石の形からの命名らしいけれど、
どこかは分からなかった。

以前は、登山道の入口まで車で行けたそうだが、
今は閉鎖されてて、観光ガイド等を見ると、
最寄駅の三河川合駅の3つ豊橋寄りの湯谷温泉駅付近の
観光駐車場に停めて、電車で移動と案内されている。

乳岩

ちなみに、この飯田線の電車は1時間に1本あるかないか。
かなり時間に余裕があるのでなければ、現実的ではない。
よくよく探すと、乳岩峡入口から鳳来湖に続く道の途中に
小滝橋駐車場というところを見つけた。(下の写真)

乳岩

ここから、少し駅の方に戻り、この看板のところから
乳岩峡の方へ進む。(宇連ダム=鳳来湖、駐車場方向)

乳岩

以前は車も入れたらしいが、今は歩行者、自転車専用。

乳岩

ここから、乳岩川に沿って約1.2kmで、乳岩峡の入口に着く。
しばらくは、あまりアップダウンもなく、
軽快に進める。

乳岩

川の中や川岸に巨岩がごろごろしており、
巨岩好きにも楽しめる場所だ。
1月だというのに、落ち葉は多いものの、
木々がかなり密に生えており、
やや薄暗いところが多い。

乳岩

数100m進むと、明神山方面と乳岩への分岐点に着く。
下の写真のように、乳岩一巡20分とあるので、
大したことのないハイキングコースに思える。

ただ、赤丸の部分が気になった。
洞とあるので、トンネルのような場所か、
絵の感じからして、急な階段状の場所か。

乳岩

少し進むと、こんな場所に出たので、
大きな岩と岩の間を行くのかと思われた。

乳岩

と思いきや、岩のすき間ではあるのだが、
こんな直角に近いハシゴを登るのだ。

乳岩

ほぼ直角と急な上に、つかまるところも少ない。
正直ちょっとこわかった。
まぁ、2つか3つならがんばろうと・・・

乳岩

崩れてこないのが不思議な、上のような場所もあった。
とにかく、まだ登りだからいいのだが、
振り返ったら、くらくらきそうだ。

どなたが、これだけの階段やハシゴを設置して
くださったのか、感謝しかない。

乳岩

そのようなハシゴをいくつ登ったか覚えていない。
ようやく、頂上付近の、観光案内でよく見る写真の場所に。

こんな大きな岩のブリッジを目の前で見たのは初めてだ。
草木に遮られて、見えにくいところもあるが、
すごい絶景だった!
天の氣と地の氣が、上下に激しく交わるような感じだ。

乳岩

そこからは、急な階段や傾斜を降りる。
登りが登りだったので、とても楽勝に感じた。

乳岩

途中に、できかけ(?)の鍾乳洞がある。
入るほどでもなく、やや落胆。
写真中央下部に茶色っぽい看板があるが、
「乳岩峡ハイキングコース 順路」とある。
これが、ハイキングコース!?

更に降りていくと、大きな穴に向かって、
右に分岐して、また登りの階段がある、

乳岩

登ってみてびっくりだった!
ここも、できかけの(?)の鍾乳洞だった。

乳岩

振り返っての景色が、これまた絶景だった!
しばらく見とれてしまった。
位置によっては、洞窟の縁がネコのように見える!

乳岩

ここで、しばらく景色に酔いしれて時間を過ごした。

この後は、普通のハイキングコースで、
先ほどの「乳岩一巡20分」の白い看板に戻ってきたが、
20分どころか45分たっていた。

とても素晴らしい絶景系のパワースポットだったが、
無事帰ってこれてよかった、と正直ホッとしている。
これまでで、最も危険をはらむ場所だった。

所要時間は短いが、
絶対に軽装では行くべきではない。
すべりにくい登山靴と、
岩やハシゴにつかまるためのグローブは必須だ。

子連れも危険過ぎて無理だ。
最低でも中高生以上だろう。

最低限の水や軽食も持っていくべきだが、
リュックが大きくなると、
背中が引っかかる狭い場所もあるのでほどほどに。

気を付けながら、楽しんで欲しい。

 

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