伊勢神明社・瀬織津姫神社
2022/01/10
伊勢神明社いせじんめいしゃ |
大谷街道(県道74号線)を進み、二ツ池を目印に住宅街の中にある。
拝殿よりもまずは大きな楠が目に入る。
御神木で、高さ28m、目通り周囲11m40cm、
最大40m以上の幅に枝が広がる。
幹も太いが、枝も非常に太く、がっしりとしている。
静かではあるが、非常に力強く、余裕がある。
境内全体に穏やかに結界を張っている感じだ。
主祭神はアマテラスだが、
天照大神ではなく、「天照皇大御神」と書く。
瀬織津姫神社せおりつひめじんじゃ |
境内社が、拝殿右手奥に天王神社、
左手奥に、瀬織津姫神社と五社神社とがある。
瀬織津姫は謎の多い神様である。
祝詞の「大祓詞」には水の神として出てくるが、
『古事記』も『日本書紀』にも登場しない。
ところが、更に古代の歴史書である『秀真伝』には登場する。
また、伊勢神宮の内宮の荒祭宮では、
瀬織津姫が天照大神の荒魂として祭られている。
ここの神社では、宝永3年(1706年)の大旱の時に
瀬織津姫命を迎えて水乞いの祭りをしたところ、
雨が降り出し、村人が大喜びしたとの伝えから
水神様として祭られている。
この地では、荒魂的な雰囲気はなく、
とても静かで穏やかな空気だ。
伊勢神明社:(iseshinmeisha.com)