ユートピア農園

訪れたのは、10月29日のこと。夏ではなく初冬だ。
それでも、この日は気温21℃くらいあったが、
10℃を切る日もあるこの時期にひまわりが満開なのだ。
正直、かなりびっくりする。

場所は、箱根の北の南足柄市内。
大雄山線の塚原駅から車で数分、徒歩20分くらいだ。

遠目には、黄色い絨毯が広がり、普通のひまわりに見えるが、
近くで見ると意外と小柄で、高さは1mもない。
でも、思い切り、しっかりと花を開き、
元気パワーをもらえる感じだ。

促成栽培の逆で、抑制栽培という育て方らしい。
敢えて季節を遅くしてから種まきするという。

元公務員だという古屋富雄さんという方が経営されており、
「農ある暮らし」を広めるべく始めたそうだ。

農業従事者の減少や高齢化で、
休耕地や耕作放棄地が増えているが、
法制上もっと簡単に農地を借りられる仕組みや
農業マイスター制度を推進されている。

サラリーマンでも、まずは趣味レベルで週末農業でなじみ、
もう少し本格的にやりたい人は、兼業ファームに、
更には本業にしたり、定年後に専念したり、
そんな人たちを応援している。

ひまわりは、10~12月に楽しめる。
その後は、枯れた花や茎が緑肥になるという。

更にその後、5月下旬～6月には、
早咲きの春のひまわりを楽しめる。

毎週火曜日には、直売所で珍しい野菜も販売しているが、
この日は土曜日で、ひまわりの切り花を売っていた。
これも珍しいですよね。

入園料とかはないので、気軽に一度訪れてみて欲しい。

TOMIOファーム・ユートピア農園