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大柳川渓谷

2024/09/22

大柳川渓谷(おおやながわけいこく)

山梨県南巨摩郡富士川町十谷

大柳川渓谷

ここは、数ある山梨県の渓谷の中でも、
あまり観光化されておらず、
穴場のパワースポットかも知れない。

富士川沿いの富士川街道(国道52号)の十谷じゅっこく入口から
大柳川沿いの十国鬼島線に入る。

4kmちょっと進んだあたりに、
こんな不動滝という看板が目に入り、寄ってみた。

大柳川渓谷,不動の滝

草ぼうぼうで管理されていなかったが、
一応、駐車場と小さな公園風になっており、
すぐ奥に滝があった。

大柳川渓谷,不動滝

さほど大きさはないものの、
滝のすぐ周りだけは、神聖ないい氣が漂っている。
Googleマップでも、名前は出ているものの
説明も写真もまったくない。
非常にもったいないが、隠れたパワースポットと言える。

すぐそばまで行ってみたかったが、
橋からしか見られず、
降りられる場所が見つけられなかった。

自分の車のナビで「大柳川渓谷」と入れると、
西側の早川町(先日の湯島の大杉のあるところ)から
細い山道を行くルートしか出ず
(実際には通行止めで通れない)
つくたべかんを目安に進んだ。

※妙な名前だが「作って」「食べて」「感じて」からの命名らしい。

実際には、川沿いにある大柳川渓流公園または
大柳川渓流キャンプ場を目指した方がいい。
つくたべかん手前にも20台規模の駐車場があるのだが、
途中非常にせまい道があり、対向車が来ると大変。

一番上の案内図を見てもらえれば分かるが、
ここは、滝と橋のオンパレードだ。
特に橋は、階段を兼ねた吊り橋風のものが多く、
体も心も揺れて、不思議な楽しさがある。

大柳川渓谷.竜神橋

<竜神橋>

とても、遊歩道など作れないようなところに
巧みに段差のある橋を架け、
滝を見て回るのに便利に作られている。

この竜神橋の上側のすぐ奥に、
こんな巨石がごろごろした場所がある。

大柳川渓谷

その先の竜仙橋という橋の先が二手に分かれており、
どちらに行くか考えさせられる。

が、結論を言うと、両方行って、戻ってくるしかない。
てっきり、同じ場所に着くのかと思いきや、
どちらも、傾斜と見る滝が違うだけで、
最後は行き止まりで、戻ってくるしかないのだ。

※のんびりコースの最後は、道は続くのだが、
私有地になってしまっての行き止まり。

ということで、まずはのんびりコースから。

大柳川渓谷,天渕の滝

<天渕の滝>

上の滝は「天渕の滝」と書いて「あまんぶちのたき」という。
後で知ったのだが、滝壺の白い部分を山の頂上に見立て、
富士山のように見えると言う。
もっと上から撮らないと、木の陰になってしまうが。

大柳川渓谷,滝

<竜馬淵>

こんな滝壺とは違った淵もあり、
独特の雰囲気がある。

大柳川渓谷,

<もみじ橋>

こんな、ほぼ水平の吊り橋もあるが、
変わった橋に慣れ過ぎて、平凡に思えてしまう。
全部は書かないが、他にも橋や滝がいろいろある。

先ほどの分岐に戻り、チャレンジコースへ。
こちらは、橋は1つしかなく、山道が中心。
しかし、のんびりコースより、傾斜は少しきつ目だが、
チャレンジというほどのことはない。

案内板にある涼みの滝は見当たらなかった。
途中に再度分岐があり、
まぼろしの滝穴観音滝の展望台のような場所
には行ったが、木や枝に遮られて、
ほとんど見えなかった。

※場所的に涼みの滝=穴観音滝のような気もする。

大柳川渓谷,五段の滝

<五段の滝>

そして、最後が五段の滝
どれとどれで五段か分からなかったが、
数段に分かれて降りてくる。
水しぶきは涼しかったが、水量は少なく、滝壺もない。
写真の通り、滝の真下の本来は滝壺の場所から
撮影ができるほどである。

以上、ざっと説明してきたが、
もし時間が十分になかったら、
のんびりコースだけ行くことをおススメする。

とにかく、良くも悪くも人が少ない中で、
変化に富んだ眺めを楽しめて、
自然のよい氣を十分浴びられる場所だと思う。

大柳川渓流 キャンプ場
つくたべかん