石森山磐座群
2024/01/07
石森山磐座群 (石森山つつじ公園/山梨岡神社) 山梨県山梨市下石森1-995 御祭神:熊野大権現、国建大明神 |
ここは、比較的交通量のある道路沿いで、
住宅街の中の、ちょっとした山と森の中で、
外からは想像がつかない穴場的存在。
しかし、「石森山」の名の通り、
石それも巨石だらけの石の森なのだ。
「石森山つつじ公園」とも言い、
ゴールデンウィークの頃は、
約3,000本あるというツツジが咲き誇る。
表通りからは見えないが、
脇道を入ったところに、
上の写真のような
木でできた大きめの鳥居がある。
うまく写真におさまらなかったので、
鳥居の両脇の赤枠内に入れたが、
鳥居の右手前には「山梨岡神社」とあり、
左手前には「獻神社」とあった。(読み方不明)
数10m進むと朱色の小さな橋があり、
橋の向こうの右側に
ただならぬ強い氣を感じる。
巨石がごろごろと大量にあり、
それも、何らかの意図で配置を整えたかように見える。
まさに磐座という感じだ。
圧を感じるというより、
古くからの神聖さの塊とでもいった感じだ。
上の写真の少し右に石碑が建ち、
「阿夫利神社」と彫られていた。
少し進むとこの案内板があるのだが、
全体的に日焼けで薄れて読みづらい。
とにかく、山全体に巨石が点在し、
その内の10個ほどが摂社・末社となっているらしい。
案内板の下部の草に隠れた部分に、
石の名前が25個ほど書かれている。
イ)日本武尊腰掛石、ロ)富窟、ニ)烏帽子石、
ヘ)桃石、ト)母石、ナ)朝日崔、など
石の前に名札のあるものもあったが、
ごく一部で、よく分からない状態だ。
山の中央となる山梨岡神社に向かう。
創建年代は不明で、
社殿が造られる前から磐座として崇拝され、
「石森岡神社」とも呼ばれたそうだ。
本殿には、熊野大権現、国建大明神が、
二座相殿として祀られているという。
山のふもとにも斜面にも頂上にも、
上の写真のように巨石がごろごろとあり、
自然のままに思えるものもあれば、
明らかに人が配置したのだろうと思われるものもあるが、
実際のところは分からない。
10個ほどの石の上には祠があり、
摂社・末社として名前もあるが、
特に立札等はない。
大体似たような石の祠が乗っているが、
正面部分の剣(?)のような形の穴(?)が、
1つのタイプと2つのタイプがあった。
御祭神が1柱か2柱かの違いなのだろうか?
分からないことだらけで申し訳ないが、
とにかく、巨石ファンにはたまらない場所で、
これが、住宅街の高さ20-30mの小さな山にあるのだから、
是非訪れてみて欲しい。