ユーシン渓谷
神奈川県足柄上郡山北町玄倉

神奈川県の丹沢湖の近くに、九寨溝(五花海)を思わせる
コバルトブルーのきれいな湖があると聞き、早速行ってきた。

ユーシン渓谷

その前に本家の九寨溝はどのようなところか。

九寨溝

九寨溝(きゅうさいこう)は、中国の四川省北部にある
コバルトブルー(エメラルドグリーン)のなど
大小100以上の沼が連なる湖沼地帯。
世界遺産』に指定されている。


(出典:阪急交通社)

一度は行ってみたいと思うが、時間もお金もない。
パンダの生息地とも重なるらしいが、それだけのために
行くのも気が引ける。。。

ユーシン渓谷

それなら白神山地の「青池」でも行こうか、
と思っていたら、丹沢にそっくりなところがあると聞いた。
ユーシン渓谷」というところだ。

※昔は、「湧津」とか「涌深」と書いたらしい。

電車(小田急線・新松田駅)とバスでも行ける。
自分は車で行った。
国道246を西へ進み、御殿場線の谷峨駅の先の清水橋の
交差点を右折して丹沢湖へ向かう。

玄倉(くろくら)バス停付近の駐車場に車を停め、
あとは山道を約6km、1時間半くらい歩いて到着。
山道とは言っても、さほど傾斜はきつくないので、
軽装でも十分行けると思う。
ただ、足元はよくないので、クツはそれなりのものを。

途中、玄倉第一発電所がある。
割と小さなダムだ。

ユーシン渓谷,玄倉第一発電所

しばらく行くとゲートがあり、その左手前が駐車場になっていた。
なんだ、ここまで車で来られたんじゃん・・・

<追記>
その後(2018/5/5)、駐車スペースはなくなっていた。

ユーシン渓谷,駐車場

そして、その先に「新青崩隧道」(しんあおざれずいどう)
というトンネルが。
途中トンネルはいくつかあるのだが、
いずれも短く照明は不要。

しかし、ここだけはS字状に曲がった
長く真っ暗なトンネルで、
懐中電灯が必須である!

新青崩隧道,ユーシン渓谷
ストロボをたくとこうだが、消すと真っ暗。
白いオーブが出た。

入口に、家族3人連れが、懐中電灯がなくて困っていた。
で、4人で1つの懐中電灯で進むことに。

ここは、1人では絶対入りたくない雰囲気。
小さな懐中電灯では、ないよりはマシという程度で
本当に真っ暗だった。

そこを抜けるとすぐに玄倉第二発電所に到着。
その上流側が、神秘の「ユーシンブルー」の世界だ。

ユーシン渓谷

九寨溝は、水中に溶け込んでいる石灰分(炭酸カルシウム)の
影響で青いと言われているが、ユーシン渓谷の青は
原因が不明らしい。

この写真のあたりの上流も下流も青味は殆どなく、
この一帯のみがこの青さを放っているのだ。

しかし、とにかくきれいで、神秘的な青だ。
それほど深くはなさそうだが、透明で川底までよく見える。
でも、魚は見えなかった。(丹沢湖には釣り人がいたが)

規模は小さく、超ミニ九寨溝といったところだが、
雰囲気は十分楽しめる。

水辺に降りられれば尚うれしいのだが、
残念ながら上から見下ろすのみ。

こちらが、玄倉バス停前の玄倉商店の店頭に置いてあるマップ。

ユーシン渓谷

入口さえ間違わなければ、あとはほぼ一本道で、
迷う心配はない。

今日10/31時点では紅葉はまだ始まったばかりだった。
11月半ば~下旬あたりが見頃だそうです。

神奈川にもこんな絶景がありました。
よかったら一度行ってみてください!


<追記>
2018/5/5に再訪したところ、その日は玄倉第二発電所の
ダムが解放されていた。
すると、当然水位が浅くなるのだが、それだけでなく
「ユーシンブルーそのものがなかった」のだ。

理由は不明だが、ある程度の水深がないと色が出ないらしい。
一方で、下流の丹沢湖につながる付近が一部ユーシンブルーっぽく
なっていたのだ!
これは一体どういうことなのか??

ユーシンブルー

(左側が丹沢湖、右側が玄倉ダム側で色が違う)

 

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